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【考察】なぜヤバい医者や栄養士が流行るのか?

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このページで言いたいこと

・最近になって急増する突拍子もない理論で業界を湧き立たせる医者を考察

・そもそも医者は断言できない職業だから、断言するだけでバズる

・理論が正しい、間違ってるではなく、その態度が問題

SNSでバズる変な医者や栄養士

最近、一見突拍子もない意見をSNSやTV上で披露し、バズっている医者や栄養士を見ます。

しかも、誰かが指摘するとその人をすぐさまブロックし、自分の意見に同意する人しかいない壁の中で優越感に浸っているようです。

あの、LANの堀江社長も「果物は嗜好品。栄養素は微々たる量だからプラマイゼロ。しかし、糖質が含まれているためどちらかと言うとマイナス」と言う趣旨の発言をした水野医師を指摘するツイートをしたところ、すぐさまブロックされたようです。

しかも水野医師は自分の意見に反対するような指摘をした人はすぐさまブロックするような礼儀正しい人らしく、ツイッター上では「#水野ブロックチャレンジ」というハッシュタグまで生まれました。一度も絡んでないのにブロックされている人もかなりいるようです。あなたも、このチャレンジ参加してみては?

これは水野医師に限ったことではなく、糖質制限で有名な江部先生や金森式ダイエットの金森先生も同じようです。

(考察)なぜこういう変な人が人気になるのか?

しかし、このような医者や栄養士が人気を博しやすいのは事実です。これは医療や健康といった分野の構造、特性を考察すればわかります。

医療の不確実性

「医療の不確実性」という言葉があります。私が医学部に入って、医療倫理学の最初の授業で習ったものです。これは、医療者であれば初めに教わる基本で、簡単に言えば「医療に100%はない」という意味です。しかし、あらためてそういわれなければ、医療者以外は考える機会のない言葉でしょう。

朽木誠一郎. 健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方 より

医学と言う分野は科学とは違い100%の再現性が保障されない分野です。科学も100%とはいかず、99%くらいかもしれませんが…

例えば、AさんがビタミンCを飲むまくって風邪を治したとしましょう。だからといって、万人に風邪にはビタミンCが有効だ!と言いきれますか?

これは医学の分野では決して言い切れないのです。もしかしたら、Aさんは単純に風邪をひいてからかなりの期間が立っていたため体力が回復してきて風邪が治っただけかもしれません。もしかしたら、ビタミンCより体を温める毎日の入浴の方が効いていたかもしれません。もしかしたら、母親が作ってくれた野菜スープが効いているかもしれません。

しかし、AさんもビタミンCで治ったっぽい、BさんもビタミンCで、CさんもビタミンCで…と経験談やサンプル数が増えてくるとここでやっと「どうやらビタミンCは風邪に有効らしい」となるのです。でも、決して「有効だ!」と言い切ることはできません。全人類試したわけではないので。

ここでは風邪とビタミンCという割と浸透している関係性だったので、「え?そうなの?」と思った方もいらっしゃるでしょうが、これが「癌とビタミンC」だったらどうでしょうか?もう命にかかわることなので適当なことは言えませんよね。しかも、まだ研究途中の関係性なのでなじみがある方は少ないと思います。

そこでもしあなたが癌患者だったとしましょう。そこで医者に「AさんはビタミンCで癌が治った。だからあなたもビタミンCで癌が治ります」と言われたらどうします?

「わーい!やったー!ビタミンC療法やりまーす!」

ってなるのか

「おいおい、ちょっと待てよ。1人だけの経験談で判断するなよ」

ってなるのか?

ここで普通は後者であるべきなんです。我々、治療を受ける側としては。

※最近の研究で高濃度のビタミンCががん細胞の増殖を抑えたという報告がありますが、別にビタミンCと癌の関係性を否定しているわけではなく、これは標準治療ではないと言いたいだけです。

「最新」「先端」といった謳い文句も、そのまま受け取ってはいけません。誤解されがちですが、医療においては「最新」の研究結果がもっとも優れているわけではありません。最新というのは、医学的に十分な検証がなされていないことの裏返しでもあります。効果がない場合も、副作用がある場合もあるでしょう。だからこそ、最新の治療というのは、実際の患者などを対象にした臨床実験を実施し、従来の治療より優れていると証明されて初めて、標準治療になるのです。だから、「最新」の治療が「標準」の治療よりも優れているということでは、必ずしもありません。むしろ、やたらと「最新」「先端」などと謳い、本来は速やかにクリアすべき臨床実験を実施していない治療というのは、怪しいのです。

朽木誠一郎. 健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方 より

 

そもそもこのような断定的な、言い切り型の発言をする医者は要注意です。最初の話に戻りますが、医学は不確実な分野なので「治る」とは言い切れないのです。言えたとしても「治るかもしれません」「治る可能性は高いです」とかそんなレベルでしょう。

風邪なら「免疫」、アルコールなら「代謝」と、人間の体の中では、複雑なたくさんの回路が稼働しています。このような回路には個人差があり、また、解明されていない領域もあります。電卓のように「1 + 2= 3」と、正確に予測することはできません。だから、病気を100%治すとか、防ぐ方法と言うのは、あり得ません。「ほぼ」100%ということはあるかもしれませんが、それでも「万が一」の可能性は否定できない。だから、医師はどんなに簡単な治療であっても、誠実であればあるほど「保証はできない」というしかないのです。

朽木誠一郎. 健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方 より

しかし、我々治療を受ける身としては

「100%治ります!安心してください!」

という医者と

「治る可能性はあります。全力で頑張ります。」

と言う医者どっちが頼りがいがあるように思えるでしょうか?どっちが支持を集めやすいお医者さんでしょうか?

おそらく前者ですよね。でも、前者は医者としての最も基本的な考え方「医療の不確実性」を忘れているのです。

※でも、患者を勇気づけるためなら「治ります!」って自信満々に言ったほうが良いですよね。でも、嘘は付けないし、医療には不確実性があるし…このような場面ではお医者さんはどうしてるんでしょうか?医療倫理として非常に気になる点です。
POINT
医療の不確実性を無視して、自信満々に言い切る医者の方が頼りがいがあるし、支持を集めやすい

経済的合理性

また、経済的合理性と言う問題もあります。

経済的合理性とは簡単に言えば、金儲けです。いくら良いこと言っても金儲けにならないと意味がないのです。資本主義社会ですから。

例えば、「健康になるために野菜を食べよう」と言う趣旨の本があったとします。でも、こんな本が売れるでしょうか?売れませんよね…

でも「健康になるなら野菜は辞めなさい」ならどうでしょうか?いま流行りの「~しなさい系」本ですね。これならかなり売れそうです。人間は自分や社会の常識とかけ離れたことを言われると、その意外性から興味を惹かれてしまうものです。

さらに、「野菜があなたの健康を蝕む7つの理由」とかいうタイトルを付けたらどうでしょうか?はい、もうバズりますよね。

 

要するに、みんな金儲けしたいから目を引くタイトル、意外性の大きい内容にこだわるのです。それがバカげた内容であっても、古今東西の論文の山を漁れば自分の主張に合う論文、研究結果は見つかります。でも、それは企業から研究資金を受けた結果ありきの論文かもしれません。

まとめ

まあ、こんな感じの業界なんで変なことを言えばいうほどバズりますよ。

ただ、こんな感じの人らのマズいところは自分に指摘する人には片っ端からブロックして、自分に同意する人たちの中だけでコミュニティを形成している事。自分の意見に自信があるなら議論して、論破するだけでいいのにそれもしない。まあ、時間の無駄だからしないんでしょう。確かに、それもわかります。ただし、医療情報は人の健康、命にかかわる分野です。発信者には説明責任が求められます。それもできないようではダメです。

はい、ブロックするしないの話から世の中の素晴らしさにまで話が発展する。これはもう宗教です。

まとめ
・「絶対」「100%」などの言い切り型の言葉を並べる医者には注意する
・でも、言い切り型の発言をする医者の方が支持を集めやすい
・目を引くタイトルや内容には経済的合理性が働いている
※あと、この記事でたびたび引用させていただいた、この本ですが、かなり医療の在り方やデマ情報の良いところを突いていると思います。3年ほど前に出会った本ですが、ずっと自分の中もベストセラーになり続けています。興味がある方はご一読を。(ステマじゃないよ)
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